「HPパソコンってひどいの?評判悪いって本当?」ネット上にはそんな声もありますが、実際には「価格の割に使いやすい」「初心者向けには最適」といった良い評価もたくさんあります。
この記事では、HPパソコンの悪い口コミの理由から、どんな人に向いているのか・向いていないのかまでを徹底解説。
DELLやLenovoとの比較や、2025年におすすめのHPパソコンも紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
HPはどんなメーカー

HP(ヒューレット・パッカード)は、アメリカに本社を置く世界的なパソコンメーカーです。
もともとは計測機器メーカーとしてスタートしましたが、現在ではビジネス向けから個人向けまで幅広いパソコン製品を展開しています。
最大の特徴は「コストパフォーマンスの良さ」。特に低価格帯モデルでは、他メーカーと比べても価格が抑えられているため、初めての1台やサブ機として選ばれることが多いです。見た目もスタイリッシュで、バリエーションも豊富です。
ただし、価格を抑えている分、部品の品質やサポート面に課題を感じるユーザーもいます。たとえば、キーボードやタッチパッドの反応が鈍いといった声や、サポート対応に不満を持つレビューも見受けられます。
「安いパソコン=HP」と連想されがちですが、使い方によっては「安かろう悪かろう」と感じるケースも。そのため、価格だけでなく、自分の使用目的に合った性能かどうかもチェックすることが大切です。
HPのパソコンはひどい?評判悪い?と言われる理由

HPのパソコンは一部のユーザーから「ひどい」と批判されることがあります。その理由の多くは、製品の性能やデザインそのものではなく、「納期」「サポート」「カスタマイズ」といった購入前後の体験に関する不満です。
安価なモデルが多いため初心者に人気な一方で、サポート体制の不安定さや、選択肢の少なさ、納期の遅れなどで「がっかりした」と感じる人も少なくありません。つまり、HPの評判は製品自体の品質だけでなく、購入から使用開始までの全体的な満足度によって左右されやすいのです。
以下で具体的に問題とされるポイントを詳しく解説します。
納期が遅い
HPのパソコンは「注文してから届くまでが遅い」と感じる人が多くいます。とくにカスタマイズモデルや法人向けモデルでは、海外工場からの発送になるケースもあり、2〜3週間かかることも珍しくありません。
「今すぐパソコンが必要!」というユーザーにとって、この納期の長さは大きなストレスです。ネット上の口コミでも「いつ届くのか分からず不安だった」という声が多く見られます。
特にセール時期や新製品発売直後は注文が集中し、さらに納期が伸びることも。急ぎで必要な場合は、国内発送の即納モデルを選ぶか、他メーカーと比較検討するのが賢明です。
サポート対応にばらつきがある
HPのサポートは、対応するオペレーターや窓口によって「質に差がある」と感じるユーザーが多いです。丁寧で迅速に対応してもらえたという声がある一方で、「たらい回しにされた」「解決に時間がかかった」といった不満も多数あります。
これはHPが一部のサポート業務を外部委託していることが一因とも言われています。日本語が通じにくい海外窓口に繋がってしまうケースもあり、特に初心者にはストレスになりやすいです。
製品が安くても、サポート体制に信頼が持てないと「買って失敗した」と感じやすくなります。心配な方は、有料のプレミアムサポートプランや、保証内容を事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
カスタマイズが少ない
HPのパソコンは「自由なカスタマイズができない」と感じる人が多いです。一部のモデルでは構成を細かく選べますが、CPUやメモリ、ストレージの選択肢が限られていることもあり、自作PCや他社BTOパソコンと比べると見劣りします。
特に「メモリは16GB以上がよかったのに選べない」「SSDの容量が固定されていた」など、中・上級者には物足りなさを感じさせる仕様になっていることがあります。
価格が安い代わりに、構成を細かくいじれない点はデメリットと言えるでしょう。こだわりのあるユーザーは、ドスパラやマウスコンピューターのようなBTO(Build To Order=受注生産)専門メーカーも検討する価値があります。
HPパソコンの良い評判

HPのパソコンは「ひどい」と言われる一方で、実際には良い評判も多くあります。特にユーザーが評価しているのは、コスパの良さ、使いやすさ、持ち運びやすさ、そして余計なソフトがない点です。
初心者からビジネス用途まで幅広く対応できるラインナップがあり、「必要なものだけが揃っている、無駄のない設計」が高評価に繋がっています。
ここではHPパソコンのポジティブな評価ポイントを具体的に解説します。
コスパが良い
HPのパソコンは「価格の割に性能が良い」として高く評価されています。特に5万円前後の低価格帯でも、Web閲覧や動画視聴、簡単な事務作業には十分なスペックを備えていることが多いです。
「初めてのパソコンにぴったり」「子どもの学習用にちょうどいい」といった口コミも多く、必要最低限の機能を備えたモデルが豊富です。
また、割引セールやクーポンの活用でさらに安く買える点も魅力。費用を抑えて最低限のパフォーマンスを求める人にとっては、「価格以上の価値がある」という意見も納得です。
シンプルで使いやすい
HPのパソコンは操作がシンプルで、初心者でも扱いやすい設計になっています。初期設定もわかりやすく、Windowsの基本機能をそのまま活かしたUI(ユーザーインターフェース)が好評です。
「初めて使ったけど迷わなかった」「余計なアプリがなくてスムーズに使えた」といった声も多く、使いやすさの面でストレスを感じにくいのが特徴。
特にHPのエントリーモデル(初心者向けモデル)は、複雑な設定やアプリが少なく、すぐに使い始められる点が高評価の理由となっています。
持ち運びやすいモデルが多い
HPは「軽くて頑丈」なモバイルノートを多く展開しており、持ち運び重視の人にも選ばれています。
たとえば「HP Pavilion」や「HP ENVY」などのシリーズでは、重量が1kg前後でバッグに入れても負担になりません。
さらに、金属製の筐体(きょうたい)を採用したモデルもあり、耐久性にも優れています。
外出先での利用や、学生・ビジネスパーソンの移動が多いシーンでも安心です。
軽量かつ堅牢な設計に加え、バッテリー持ちも良好なため、外での作業用PCとしても高評価を得ています。
不要なソフトが入っていない
HPのパソコンには、いわゆる「プレインストールソフト(=最初から入っているソフト)」が少ないのが特徴です。そのため、動作が軽く、セットアップ後すぐに快適に使える点が好評です。
他社製パソコンでは、ウイルス対策ソフトの体験版や独自ツールが多数入っており、削除する手間がかかることがあります。しかしHPの場合、必要最小限のユーティリティだけが導入されており、クリーンな環境で使い始めることができます。
「動作が重くなる心配が少ない」「最初からスッキリしている」という理由で、特にパソコン初心者や業務用で使う人に高く評価されています。
DELLとLenovoと比較

HPパソコンが気になる方にとって、同じく有名なメーカーである「DELL」や「Lenovo(レノボ)」との比較は欠かせません。これら3社は価格帯・性能・サポート体制などに違いがあり、用途や予算に応じて向き不向きがあります。
ここでは「コスパ」「用途」「納期」の3つの観点で比較し、それぞれどんな人にどのメーカーが向いているのかをわかりやすく解説します。
コスパ別
コストパフォーマンスで選ぶなら、Lenovo(レノボ)が最も価格面で優れているとされています。
特にクーポン割引が頻繁にあり、同じスペックでもHPやDELLより数千円〜1万円ほど安くなることも。
HPはミドル〜低価格帯モデルでのバランスの良さが魅力。価格は安めながらデザイン性も良く、使いやすい構成が多いため、コスパ重視の初心者や学生に人気です。
一方、DELLはやや価格が高めになる傾向がありますが、構成の柔軟性やパーツの品質が高く、ビジネス用途に向いています。割高でも安定性を重視する方にはおすすめです。
まとめると、「安さ重視ならLenovo」「バランスならHP」「品質重視ならDELL」と覚えると選びやすいでしょう。
用途別
使い方によって、選ぶべきメーカーは異なります。たとえば「日常的なネットや動画視聴、軽い作業が中心」という方なら、HPやLenovoのエントリーモデルで十分。どちらも手頃で無駄のない設計が特徴です。
「ビジネス用途やクリエイティブ作業(動画編集・プログラミングなど)」であれば、構成の自由度が高く、法人向けモデルも豊富なDELLが強みを発揮します。
Lenovoは法人市場に強く、ThinkPadシリーズのキーボードや耐久性はプロにも支持されています。
HPもビジネスモデル「ProBook」や「EliteBook」などで企業利用されていますが、価格重視の個人ユーザー向けが主力です。
まとめると、用途に応じて「動画・ネット=HP」「ビジネス・法人=DELL」「長時間作業・打鍵感重視=Lenovo」がおすすめの軸です。
納期別
納期の早さで選ぶなら、LenovoとDELLの即納モデルが強い傾向にあります。とくにLenovoは国内倉庫から出荷されるモデルがあり、最短1〜3日で届くケースもあります。
一方、HPは海外工場からの発送が多く、カスタマイズモデルでは2〜3週間かかることも。とくにキャンペーン時期やセール後は納期が遅れやすく、「すぐ使いたかったのに届かない」といった不満が口コミでも散見されます。
DELLも機種によっては海外発送となる場合がありますが、「即納モデル」や「国内在庫品」などを選べば比較的早く届くことが多いです。
すぐにパソコンが必要な方は、事前に「即納」と記載されたモデルを選ぶことがポイント。
HPにこだわりがない場合は、納期重視ならLenovoかDELLの即納モデルが安心です。
2025年最新おすすめHPパソコン

2025年現在、HPのラインナップには用途別に選べる優秀なモデルがそろっています。
「初めての1台」「コスパ重視」「ゲームや動画編集」など、目的に合わせた選び方がしやすくなっており、特に3つのモデルが注目されています。
それぞれのパソコンは、「価格と性能のバランス」「デザイン性」「使い勝手」などの面で高評価。
以下では、おすすめのHPパソコンをデスクトップ・ノート・ゲーミング用に分けて紹介します。
HP OmniDesk Slim(デスクトップ)
「据え置きでしっかり使いたい」という方には、HP OmniDesk Slimがおすすめです。
このモデルは、コンパクトな筐体(きょうたい)にもかかわらず、パワフルなパフォーマンスを実現。リビングやデスク周りにすっきり収まるスリム設計が魅力です。
第13世代Intel Core i5/i7や大容量SSDを搭載できる構成もあり、書類作成やWeb会議、動画視聴など日常利用に幅広く対応します。静音性にも優れており、ファン音が気にならない点も好印象。
また、ディスプレイ一体型ではないため、モニターや周辺機器を自由に組み合わせて使える柔軟性も評価ポイントです。
初めてのデスクトップや家庭用パソコンにぴったりです。
HP 14-em(ノートパソコン)
「軽くて安くて使いやすい」ノートパソコンを探しているなら、HP 14-emが断然おすすめ。
14インチのコンパクトサイズに、AMD Ryzen 5 7000シリーズやSSDを搭載したコスパ抜群の1台です。重量は約1.4kgと軽量で、持ち運びやすさが魅力。カフェや図書館など外出先での作業にも適しています。
バッテリー持ちも長く、文書作成・ネット・動画視聴など日常利用に最適です。そして何より、税込6万円台から手に入る価格帯が魅力。
「学校用パソコン」「副業用」「セカンドPC」としても選ばれており、性能と価格のバランスが非常に良いモデルです。
Victus 16(ゲーミング・動画編集)
本格的にゲームや動画編集をしたいなら、HP Victus 16が非常におすすめです。
このモデルは、高性能なグラフィックボード(NVIDIA GeForce RTXシリーズ)と、高リフレッシュレートディスプレイを備えたゲーミングノートです。
CPUにはIntel Core i7やAMD Ryzen 7を選択でき、処理速度・描画力ともに申し分なし。動画編集ソフト(Adobe Premiere ProやDaVinci Resolve)も快適に動作し、クリエイティブ作業にも対応できる1台です。
また、冷却性能も高く、長時間プレイや編集作業でも安定稼働。見た目も落ち着いたデザインで、「ゲーミングPCっぽくない見た目」がビジネスユーザーにも好まれています。
予算10〜15万円で本格スペックを手に入れたい方に最適です。
HPパソコンを買うおすすめタイミング

HPパソコンを少しでもお得に買いたいなら、「セール時期」や「新モデルの発売直後」を狙うのがベストです。特にHPは公式サイトで季節ごとの大型セール(新春・GW・夏・年末)を実施しており、最大で3万円以上の割引が適用されることもあります。中でも「週末限定セール」や「アウトレットセール」は人気モデルも安くなるので要チェックです。
また、新モデルが登場したタイミングで旧モデルが値下げされるケースも多いため、最新機能にこだわらない人にとっては絶好のチャンスです。加えて、学生・教職員向けの学割キャンペーンや、法人向けセールも見逃せません。
逆に、セール外のタイミングや新学期・年末商戦直前などは在庫が薄くなり、納期がさらに遅れることもあるため注意が必要です。
まとめ

HPパソコンは「ひどい」といった否定的な口コミも見かけますが、それには納期の遅さやサポート対応のばらつきといった理由があります。
しかし一方で、価格の安さ・操作のしやすさ・不要なソフトの少なさなど、多くのユーザーから高評価を得ている点も事実です。コスパを重視する方や、軽作業メイン・パソコン初心者には特におすすめのメーカーですが、スペックや納期にこだわりのある方は注意が必要です。
自分の使用目的に合わせて適切なモデルを選べば、HPパソコンは「ひどい」どころか、非常にコスパの良い選択肢になります。
この記事で紹介したおすすめモデルや、他メーカーとの比較も参考にして、納得のいく1台を見つけてください。