中古パソコンの選び方
近年、コストを抑えながら高性能なパソコンを手に入れる手段として「中古パソコン」の人気が高まっています。しかし、初心者にとってはどのようなポイントを重視して選べば良いのか、迷うことも多いでしょう。本記事では、中古パソコンを選ぶ際に必ず確認すべき4つの重要ポイントについて解説します。
OS
中古パソコンを選ぶ際には、Windows 11がインストールされているものを選ぶべきです。
Windows 11は、最新のセキュリティ機能や洗練されたデザインが特徴で、操作が直感的であるため初心者にも扱いやすいOSです。また、Windows 11対応のパソコンはハードウェア要件が一定以上であるため、性能的にも十分で安心です。さらに、Windows 11はサポート期間が長く、最新のソフトウェアやアプリと高い互換性を持っています。
例えば、Windows 10搭載の中古パソコンを購入して後からWindows 11にアップグレードしようとすると、CPUやTPM（セキュアブート）などの要件を満たしていない可能性があり、結果としてアップグレードができないケースがあります。そのため、最初からWindows 11対応モデルを選ぶ方が手間もコストも抑えられます。
以上の理由から、中古パソコンを購入する際は、必ずWindows 11がインストール済みのものを選ぶようにしましょう。
CPU
中古パソコンを選ぶ際は、第8世代のIntel Core i5を搭載したモデルを選ぶことをおすすめします。
CPUはパソコンの頭脳であり、処理速度や対応できる作業の範囲を決定づけます。第8世代Core i5は、普段使いから少し負荷のかかる作業まで幅広く対応できる性能を備えています。また、Windows 11のシステム要件にも適合しているため、将来的なOSのアップデートにも対応可能です。これより古い世代のCPUでは性能が不足し、動作が遅く感じる場合があります。
例えば、Core i5-8250Uなどの第8世代CPUは、4コア8スレッド構造を採用しており、複数のアプリを同時に使用する際にもスムーズに動作します。一方、第7世代以前のCPUではコア数が少ないため、同じ作業を行う際に処理が遅れがちです。
これらの理由から、中古パソコンを選ぶ際には第8世代Core i5を搭載したモデルを選ぶと、快適な作業環境を手に入れることができます。
メモリ
中古パソコンを選ぶ際は、メモリ8GB以上を搭載しているモデルを選びましょう。
メモリは、アプリケーションを動かすための作業スペースに相当します。8GBのメモリがあれば、WebブラウジングやOfficeソフトの利用、動画視聴といった日常的な作業をスムーズに行えます。一方、4GB以下のメモリでは複数のアプリを開いた際に動作が遅くなり、ストレスを感じることが多くなります。現代のソフトウェアは以前よりも多くのメモリを必要とする傾向があるため、8GBが最低ラインと考えるべきです。
例えば、ブラウザで複数のタブを開きながらOfficeソフトを使う場合、8GBのメモリなら問題なく動作します。しかし、4GBしかない場合は動作が重くなり、最悪の場合フリーズする可能性もあります。
このような理由から、ストレスなくパソコンを使用するために、メモリは最低でも8GB搭載モデルを選ぶことをおすすめします。
ストレージ
中古パソコンでは、256GBのSSDを搭載しているモデルを選ぶのがおすすめです。
ストレージは、データの保存やアプリの起動速度に大きく影響します。SSDはHDDに比べてデータの読み書き速度が格段に速く、パソコンの起動やアプリの立ち上げが非常にスムーズです。256GBあれば、普段使いで必要なファイルやアプリを十分に保存できます。これより容量が少ない場合、ストレージ不足に悩む可能性があります。
例えば、SSD搭載モデルでは数秒でパソコンが起動し、アプリもほぼ瞬時に立ち上がります。一方、HDDの場合、起動に1分以上かかることも珍しくありません。また、128GBのストレージではOSや基本アプリをインストールしただけで容量がほとんど埋まってしまうことがあります。
これらの理由から、中古パソコンを選ぶ際には256GBのSSD搭載モデルを選ぶことで、快適な操作環境を実現できます。
用途別おすすめ中古パソコン
一般的な用途
一般的な用途に適した中古パソコンを選ぶ際には、まず自分の使用目的を明確にしましょう。例えば、インターネットの閲覧、メールの送受信、文書作成、スプレッドシートの利用など、軽作業が中心の場合は、比較的スペックの低いモデルでも十分対応できます。
- CPU: Intel Core i3以上、または同等のAMDプロセッサ。
- メモリ: 8GB以上。
- ストレージ: SSD 256GB以上がおすすめ。
- OS: Windows 10以上、もしくはmacOS。
具体的な商品としては、以下がおすすめです。
- Dell Latitude 5400: 頑丈な作りと優れたキーボードで長時間の作業に最適。
- Lenovo ThinkPad T480: 高い信頼性とビジネス向け機能を備えたモデル。
- HP EliteBook 840 G5: スタイリッシュなデザインと十分なパフォーマンスを両立。
これらのモデルは、いずれも中古市場で手に入りやすく、コストパフォーマンスに優れています。
動画編集やゲーム用途
動画編集やゲームなど、高いパフォーマンスを要求する用途では、より高性能な中古パソコンを選ぶ必要があります。
- CPU: Intel Core i7以上、またはAMD Ryzen 5以上。
- メモリ: 16GB以上。
- ストレージ: SSD 512GB以上に加えて、データ保存用のHDDもあると便利。
- GPU: 専用のグラフィックカード（NVIDIA GeForce GTX 1650以上、または同等のAMD Radeon）。
- ディスプレイ: フルHD以上の解像度を持つ15インチ以上の画面。
具体的な商品としては、以下を検討してみてください。
- HP OMEN 15: ゲームにも動画編集にも対応する高性能ゲーミングラップトップ。
- MSI GF65 Thin: 薄型軽量ながらも強力なパフォーマンスを提供。
- Dell G5 15: 手頃な価格でゲームとクリエイティブ作業を両立。
これらのモデルは、中古でも十分な性能を発揮し、コストを抑えたい方におすすめです。
おすすめの中古パソコンショップ
Qualit
Qualitは、企業向けにリースされていたPCを中心に取り扱うショップで、高品質な中古パソコンを提供しています。全品クリーニング済みで、動作確認も徹底されており、初めて中古パソコンを購入する方にも安心です。また、保証期間がついている商品が多く、アフターサポートも充実しています。
Qualitの最大の特徴は、耐久性と安定性を重視した業務用PCが豊富に揃っている点です。リースアップされたモデルはメンテナンスが行き届いており、長期間の使用にも適しています。また、PCの内部や外観が徹底的に清掃されているため、中古とは思えない状態の良さが魅力です。さらに、動作保証や返品対応が手厚く、不具合があった場合も迅速にサポートを受けられます。
他の店舗と比較すると、Qualitは特に法人利用者や信頼性を重視するユーザーに支持されています。例えば、Dell OptiPlexシリーズやHP ProBookシリーズなど、ビジネス向けに設計されたモデルが多い点もポイントです。
PC next
PC nextは、幅広い品揃えとリーズナブルな価格が魅力のショップです。最新モデルから少し古い型のモデルまで豊富に揃っており、ユーザーのニーズに合わせて選べます。さらに、動作保証付きの商品が多く、初心者でも安心して購入できます。
PC nextの特徴として、価格帯が広く、予算に応じた商品選びが可能な点が挙げられます。また、商品説明が詳しく、オンラインショップでもスペックや状態を把握しやすい点が初心者にも評価されています。最新のモデルも多く取り扱っており、性能を重視する方にも対応可能です。
他のショップと比べて、PC nextはバリエーションの多さと価格の透明性が強みです。例えば、Lenovo ThinkPadやApple MacBook Airといった定番モデルから、よりマイナーなブランドまで取り揃えられている点が魅力です。
これまで中古パソコンを買ったことがない方に大人気【PC next】
パソコン市場
パソコン市場は、全国に店舗を展開する中古パソコンショップで、実際に商品を手に取って確認できるのが強みです。オンラインショップも運営しており、自宅からでも簡単に購入可能です。店舗スタッフが丁寧に対応してくれるため、初心者にもおすすめです。
パソコン市場の特徴は、地域密着型のサービスと実店舗ならではの利便性です。特に、初心者がスタッフに直接相談できる点が大きな魅力で、自分の用途や予算に合った製品を提案してもらえます。また、オンラインショップでは店頭在庫の確認や配送サービスが充実しており、遠方の方にも利用しやすい設計です。
他のショップと異なり、パソコン市場は中古PCの動作確認だけでなく、初心者向けのセットアップサポートや、必要に応じたオプションの追加（メモリ増設やSSD換装など）にも対応しています。おすすめモデルとしては、富士通 LIFEBOOKやNEC VersaProなど、国内メーカーの堅牢なモデルが多く揃っています。
まとめ
中古パソコンを選ぶ際には、自分の用途や予算に合った製品を見極めることが重要です。また、信頼できるショップで購入することで、安心して長く使うことができます。一般的な用途には軽量で手頃な価格のモデルが適しており、動画編集やゲームには高性能なスペックが必要です。
おすすめのショップとして、Qualit、PC next、パソコン市場を挙げました。それぞれの特徴を活かして、自分にぴったりの中古パソコンを見つけましょう。
