「ゲーミングノートって本当に買っていいの?」「あとから後悔しない?」そんな不安を感じていませんか?
最近は高性能なノート型ゲーミングPCも増えていますが、実際に使ってみて『やめときゃよかった』と感じる人も少なくありません。
この記事では、「ゲーミングノート やめとけ」と言われる代表的な理由を7つに分けて解説しつつ、逆にメリットや向いている人・選び方・おすすめ機種まで網羅的にご紹介します。
これから購入を検討している方が、後悔しない選択をできるようサポートする内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。ゲーミングノートはやめとけって本当?後悔する7つの理由とメリット、おすすめな人・やめたほうがいい人の特徴、正しい選び方を徹底解説!
ゲーミングノートはやめとけと言われる理由

デスクトップよりも性能が落ちるから
ゲーミングノートは、同価格帯のデスクトップPCと比べて性能が大きく劣ります。** たとえば、同じ「RTX 4060」というGPUを搭載していても、ノート版は省電力設計であり、処理能力が大幅に低下しています。
ゲームにおいてはFPS(フレームレート)や動作の滑らかさが非常に重要ですが、ゲーミングノートはこれが不安定になる傾向があります。
結果、一見スペックが同じでも、パフォーマンスに大きな差が出るのです。
性能重視でゲームをするなら、コスパと安定性に優れるデスクトップPCの方が断然おすすめです。ゲーミングノートを選ぶと、「思ってたより動かない」と後悔する可能性が高いです。
拡張性とメンテナンス性で劣るから
ゲーミングノートは、将来的な拡張がほとんどできません。一方、デスクトップならメモリの増設やグラフィックボードの交換が簡単にできますが、ノートは内部構造が複雑で、分解やアップグレードが困難です。
また、ホコリや熱による劣化を防ぐための定期的なメンテナンスも難しいのが実情。
ノート内部の掃除を自分で行うには分解が必要で、初心者にはハードルが高いです。
数年後に性能不足を感じたとき、手軽に強化できない=買い替えしかないというのは、コスト面でもデメリット。
長期的に見れば、拡張性・メンテナンス性のあるデスクトップの方が経済的です。
パーツの交換ができないから
ゲーミングノートは多くのパーツがマザーボードに直付けされており、交換がほぼ不可能です。たとえば、グラフィックボード(GPU)やCPUは交換できない構造になっていることがほとんど。
これは、使っていくうちに性能が足りなくなった場合でも、本体ごと買い替えなければいけないということを意味します。
一部のモデルではSSDやメモリの交換が可能ですが、それも限界があります。
デスクトップなら古くなったパーツだけを交換して最新状態を維持できますが、ゲーミングノートではそれができません。
将来的に無駄な出費がかさむリスクが高いため、避けるべき選択肢といえるでしょう。
キーボードが使いにくいから
ゲーミングノートのキーボードは、ゲーム向けとしては使いにくいことが多いです。理由はキーの押し心地・反応速度・キー配置の問題です。
特にFPSやMOBAなどでは、瞬時のキー操作が勝敗を分けますが、ノートのキーボードは打鍵感が浅く、操作ミスが起こりやすいです。
また、テンキー付きモデルではWASDキーの位置がずれていて、違和感のある操作になりやすいという欠点も。
ゲーマーは専用のメカニカルキーボードや低遅延モデルを好むことが多く、ノートの内蔵キーボードでは満足できないことが多いです。
結局外付けキーボードを使うことになり、ノートの利点が失われてしまいます。
バッテリーの稼働時間が短いから
「ノートだから持ち運んで使える」と思っても、ゲーミング用途ではその利点がほとんど活かせません。理由は、高性能なCPUやGPUが大量の電力を消費するため、バッテリーがすぐに切れるからです。
実際にゲームをすると1〜2時間程度でバッテリーが尽きることが多く、結局ACアダプタを繋いだままでの使用が前提になります。
しかも、バッテリー駆動時は性能が自動で制限されることも多く、本来の性能を引き出せません。
「出先でサッとゲーム」なんて期待していたらガッカリするだけです。
持ち運べるはずのノートなのに、常に電源が必要になるという矛盾を抱えた製品です。
ノートパソコンにしては重いから
ゲーミングノートは軽量とは程遠い「持ち運びにくいノートパソコン」です。高性能パーツや冷却ファンを詰め込んでいるため、重量は2.5kg以上になることが珍しくありません。
さらに、巨大なACアダプタや周辺機器を合わせると3〜4kgになることも。
「ノートだから持ち歩ける」というイメージは幻想で、実際は据え置き運用が前提となります。
リュックに入れて持ち運ぶと、肩や腰への負担もかなり大きく、通学・通勤には不向きです。
だったら最初からデスクトップにした方が、安くて性能も上というわけです。
ゲーミングノートのメリット

高性能なので幅広い用途で活躍
ゲーミングノートは、一般的なノートパソコンと比べて圧倒的に高性能です。そのため、ゲームだけでなく、動画編集・プログラミング・3DCG制作などの重たい作業も快適に行えます。
特にGPU(グラフィックボード)を搭載していることが多く、クリエイター向け用途にも強いのが特長です。
PhotoshopやPremiere ProなどのAdobe製ソフトもサクサク動くため、副業や勉強に使いたい方にもおすすめ。
ゲーミングノート=ゲーム専用と思われがちですが、実は万能マシンとして使えるのが大きなメリットです。
一台で何でもこなしたい人にとっては、選択肢として十分アリです。
寝ながらゲームができる
ゲーミングノートなら、ベッドの上やソファに寝転びながらゲームができます。これはデスクトップPCでは絶対にできない大きな魅力です。
電源コードをつないでおけば、モニターやキーボードを別途用意しなくても、これ1台ですぐプレイ可能。
ベッドサイドテーブルに置けば、疲れた日も布団に入りながら軽くプレイできてリラックスできます。
もちろん本格的なFPSやMMOには姿勢がネックになるかもしれませんが、カジュアルなゲームやソロプレイには十分。
「快適な姿勢でまったり遊びたい」という人にとっては、ゲーミングノートの持つ自由さは大きなアドバンテージです。
狭い部屋でも使える
ゲーミングノートは、スペースが限られている部屋にこそ真価を発揮します。デスクトップPCのように大きな本体やモニターを設置する必要がなく、机1つあればすぐに使えるのが利点です。
例えばワンルームや学生寮など、部屋のレイアウトが制限されている場合でも問題なし。
モニター、キーボード、スピーカーなどの周辺機器がなくても遊べるため、物が増えない=生活感を抑えられるというメリットもあります。
また、掃除や模様替えのときも移動が簡単なので、柔軟に配置を変えたい人やミニマリスト志向の人にも向いています。省スペースで高性能、という点ではゲーミングノートに軍配が上がります。
周辺機器がいらない
ゲーミングノートは、最初から必要な機能がすべて詰まった「オールインワン」パソコンです。ディスプレイ・キーボード・スピーカー・Webカメラなどが標準装備されており、買ったその日からすぐに使えます。
デスクトップPCだと、最低限でもモニター・マウス・キーボード・スピーカーなどを別途用意する必要があり、初期費用がかさむのが難点。しかしゲーミングノートなら、本体ひとつで完結するため初心者にも安心です。
もちろん、こだわるなら外付けの周辺機器を追加することも可能ですが、最初から快適な環境が用意されているというのは大きなメリット。
手軽さと準備不要の便利さを求める人には、ゲーミングノートが最適です。
ゲーミングノートがおすすめな人

スペースに限りがある人
部屋が狭くて大きなデスクトップPCを置けない人には、ゲーミングノートが非常におすすめです。デスクトップPCは本体・モニター・キーボード・スピーカーと周辺機器が多く、どうしてもスペースを取ってしまいます。
一方、ゲーミングノートはディスプレイ・キーボード・スピーカーが一体化されており、省スペースで使えるのが大きな強み。
机が小さくても、ワンルームでも、小さなテーブル1つあれば十分な作業・プレイ環境が構築できます。
また、使わないときはたたんで収納できるので、生活空間を広く保てるのも魅力。限られた空間でも高性能なゲーム環境が欲しい人には、ゲーミングノートが最適解です。
物を減らしたい人
ミニマリスト思考の人や、部屋に物を増やしたくない人にとって、ゲーミングノートは非常に合理的な選択肢です。デスクトップPCを導入すると、モニターや配線、スピーカー、電源タップなどが次々と増え、部屋がごちゃついてしまいがち。
しかし、ゲーミングノートなら1台で完結するため、配線も最小限で済みます。本体と電源コードだけで済むので、見た目もスッキリして掃除もラクです。
必要なときだけ取り出し、使い終わったら収納すれば、生活空間を常にスッキリ保てます。「ゲームもしたいけど、部屋はきれいに保ちたい」そんな人には、ゲーミングノートがピッタリです。
ゲーミングノートがおすすめでない人

パーツの交換をしたい人
将来的にグラフィックボードやCPUなどのパーツを交換・アップグレードしたい人には、ゲーミングノートはおすすめできません。ノートパソコンは基本的に内部パーツがマザーボードに固定されているため、自由に交換できない構造になっています。
一部のモデルではメモリやSSDの交換が可能な場合もありますが、GPUやCPUの交換はまず不可能です。そのため、「性能が落ちてきたら部分的にアップグレードしたい」というユーザーには致命的な制限となります。
パーツ交換を前提に長く使いたいなら、デスクトップPC一択です。「自分でカスタマイズしていきたい」という人にとって、ゲーミングノートは自由度が低く後悔する可能性が高いです。
持ち運んで使うことがない人
ゲーミングノートの最大のメリットは「持ち運べる」ことですが、もし自宅でしか使わないならその魅力は大きく半減します。据え置き前提で使うなら、より安く・より高性能なデスクトップPCの方が断然コスパが良いです。
さらに、ゲーミングノートは本体が2.5kg以上と重く、ACアダプタを含めると3kg超えになることも多いため、実際には頻繁な持ち運びに向きません。結局、家に置きっぱなしで使うなら、なぜノートにしたのか…と後悔する人も少なくありません。
「移動しない・外で使わない」なら、ノートPCという形状そのものがデメリットになりえます。その場合は、デスクトップの方が性能・価格・静音性のすべてで優れています。
ゲーミングノートの選び方

やりたいゲームから選ぶ
ゲーミングノートを選ぶときは、まず「どんなゲームをやりたいか」を明確にしましょう。たとえば「Minecraft」や「VALORANT」などの軽めのゲームなら、エントリーモデルでも快適に動きます。
一方で、「Apex Legends」や「Cyberpunk 2077」などの高負荷ゲームはミドル〜ハイエンド機種が必要になります。推奨スペックを満たさないと、カクつき・遅延・クラッシュの原因になるので要注意。
Steamなどでそのゲームの「推奨動作環境」や「必要スペック」を事前にチェックし、それを基準に選ぶのが鉄則です。やりたいゲームが快適に動くかどうかが、後悔しないゲーミングノート選びの第一歩です。
予算から選ぶ
ゲーミングノートは10万円台から30万円以上まで価格帯が幅広いため、まずは自分の予算を決めることが重要です。価格によって搭載されているCPUやGPUの性能が大きく異なります。
例えば、10〜15万円ならエントリーモデルで、軽めのゲーム向き。
20万円以上ならミドルレンジ、30万円を超えるとハイエンドモデルとなり、最新の3Dゲームでも快適にプレイできます。
ただし、予算が限られていても無理に安いモデルを選ぶと、性能不足で後悔するケースが多いのも事実。「やりたいことに見合った性能」が得られる予算かどうかを、事前に確認することが大切です。
スペックから選ぶ
スペックはゲーミングノート選びの中でも、最も重要な要素です。まず注目すべきはCPU(中央処理装置)とGPU(グラフィックボード)。 CPUは「Intel Core i5以上」や「Ryzen 5以上」、GPUは「RTX 3050以上」が目安になります。
また、ディスプレイにも注目しましょう。リフレッシュレート(1秒間の描画回数)が高いモデル、たとえば144Hzや240Hzだと、動きの速いゲームでも滑らかです。解像度はフルHD(1920×1080)が標準ですが、動画編集なども視野に入れるならWQHD以上も選択肢に。
メモリは16GB以上、ストレージはSSD512GB以上が望ましく、全体のバランスを見ることも大切です。性能重視で選ぶなら、スペックの確認は最優先ポイントです。
サイズや重量で選ぶ
持ち運びの有無や使用環境に合わせて、ゲーミングノートのサイズ・重量を選ぶのも非常に重要です。たとえば、自宅で据え置き中心なら15.6〜17.3インチの大画面モデルが快適ですが、その分重くてかさばるというデメリットも。
一方で、持ち運びが多いなら13〜14インチの軽量モデルがおすすめです。ただし、画面が小さくなるぶん、視認性や没入感がやや落ちる点には注意が必要です。
また、重量は2kg前後を目安にすると持ち運びやすいですが、性能とのトレードオフもあるため、使用スタイルに応じたバランス選びが重要。毎日の使い勝手を左右するポイントなので、サイズと重さも慎重に比較しましょう。
まとめ

ゲーミングノートは確かに便利な側面がある一方で、性能や排熱・拡張性など多くの面でデスクトップに劣る部分があります。
「やめとけ」と言われる理由には根拠があり、据え置き利用・カスタマイズ前提・高性能志向の方には不向きです。しかし、スペースがない人や、物を増やしたくない人、ゲームだけでなく作業用途でも使いたい人にはゲーミングノートが最適な選択肢となる場合もあります。
要は、「自分の使用スタイルに合っているか」が何より重要。この記事で紹介した向いている人・向いていない人・選び方のポイントをもとに、ぜひ後悔しないゲーミングPC選びをしてみてください。
なお、性能・価格・保証のバランスが取れたモデルを探すなら、中古専門ショップやBTOメーカーでの購入もおすすめです。初心者の方は、サポート体制の整った店舗を選ぶと安心ですよ。